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SMスキッパー 特集企画 Love Dool 〜 ラブドール 〜

もう人間の女なんてコリゴリだ……うるさいし、ワガママだし、そもそもモテない。
僕はどうしたらいいんだろう。
不安でたまらない気持ちと、まるで意思のない彼女を抱きしめた。彼女はいつも同じところをじっと見つめている。僕のことは見えているのかな?

何度問いかけても返事はなかった。今日は少し天気が悪いね、昨日の晩は何を食べたのかな、僕のことは好きかな……?
いろいろと聞きたいことがあった。僕はそれらを彼女に問いかけたが、彼女は依然、同じところを見つめたままで、一言もしゃべらない。僕のことが嫌いなのか、僕はつまらないか……。 僕の不安は膨らんで、灰色の煙が視界を塞ぎ、思考を止めた。

不安だった。不安でたまらなかった。僕は服を脱いで、彼女の服も脱がした。抵抗はしなかった。これってひょっとしたら僕のこと好きってこと?
僕は嬉しかった。彼女は僕を受け止めてくれるのだ。彼女に触れる僕の指先の微妙な震えを、彼女はどんなふうに思っているだろうか。緊張してるのと面白がるか、それともくすぐったいか。
相変わらず反応はないが、僕は嬉しい。
ほら、2人とも裸だよ。
全裸になった僕と彼女は、ひとりの男、ひとりの女として、裸になった。男と女が裸になって、僕は人間になれた。彼女はどうか……。
僕は彼女の中にもぐりこんだ。反応はないが、彼女は僕を優しく包んでくれた。 感情を表に出さない彼女の前で、僕はもうためらうことはなかった。ただ感情をむき出しにして、僕は彼女に僕を見せたかった。
彼女の手を握ってみた。僕の汗ばんだ手のひらと、彼女の乾いた手のひら。
彼女の体を思う存分まさぐった。僕はもう我慢できない。彼女を僕だけのものにして、もう誰にも渡さない。僕以外、彼女に触れることは許さない……。
僕の独占欲は加速していく。彼女の反応はない。反応がないので、僕はどんどん彼女を独占する。彼女は幸せだろうか? 僕はもう……
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