初めまして、新宿Mヤプーのマーヤと申します。
入店して二ヶ月。まだまだ未熟な私ですが、コラムを書かせていただくこととなりました。
拙い文章ではありますが、どうぞよろしくお願い致します。
さて、今日は第一回目ですから、ほんの少し私自身の紹介をさせて下さい。
私は高校を卒業するまでの18年間を、東北の田舎で過ごしました。
それに加えてこの容姿。
写真でもお分かりの通り、顔立ちも体つきも丸いので、「優しそうなイメージ」とよく言われます。
そんな私が、なぜ"女王様"なのか。
きっかけは、かれこれ10年程前に初めて手にした、『悪徳の栄え』という一冊の本でした。
この本をご存知の方はたくさんいらっしゃると思うのですが、 かの有名なマルキ・ド・サドが執筆した古典的傑作の一つです。
同性愛に始まり、拘束、鞭打ち、今で言うアナル責めや、 殺人やカニバリズムまでもが事細かに書かれています。
今思えば、マルキ・ド・サドを読む小学生って、ちょっと早熟ですね(笑)
この本を幾度となく読み直すうちに、可愛いM男を虐めることに性的興奮を覚え、 今の私が出来上がりました。
ああ、もちろん、出来上がったと言っても完成形ではありませんよ?
まだまだ、「こんな世界もあったのか」と、新たな発見が絶えません。
例えば脚一つとっても、こだわりは千差万別です。
スラリとした長い脚を眺めたい方、もちもちとした弾力のある太股に挟まれたい方、 筋肉質な脹ら脛に絞められたい方、芳しい爪先香りを胸一杯に吸い込みたい方…。
足と脚の違いって何だろう?
"いい脚"って、どういう脚のことだろう?
何故、脚に魅力を感じるのだろう?
恥ずかしながら、分からないことだらけです。
人のフェチやセクシュアリティーはグラデーションで、その人それぞれの感覚があります。
一様に薙ぎ倒してしまっては独り善がりのプレイになってしまいます。
ですからプレイの時には、あなたの感性や性癖を、私の前に全て晒け出して下さい。
何も恥ずかしがらないで。奥底まで、全て。
かくいう私にも、性癖やこだわりはもちろんあります。
『悪徳の栄え』にも書かれているプレイですが、私は何かを踏みつけたり、 踏みにじったりすることが大好きです。
私の足下にあるその小さなものは、どんな音を発てながら、 どんな悲鳴を上げながら壊れていくのでしょう。
私はそれを想像するだけで興奮してしまいます。
もっともっと、それが床と一体となるほど脚に力を込め、 最後には跡形もなくぐちゃぐちゃにしてやりたいのです。
そして痛みや苦しみに悶え、耐え抜いた様に、私は愛おしさを感じずにはいられません。
私と一緒に覗いてみましょう、まだ見ぬ扉の向こう側を。
それではマーヤより、愛を込めて。
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