プレイが始まるときに、
「今日、君は何をされに来たの?私の何になりたいの?」
という言葉を投げ掛けることが間々ございます。
「女王様の、奴隷にしていただきたいです。」
そう答えるM男くんが圧倒的に多いもので…ふと、奴隷 というワードが気になってしまいました。
奴隷。
その単語は、退廃的な響きを持っています。
アンダーグラウンドと言いましょうか、それとも社会的・精神的に感じる背徳とでも言いましょうか。
踏み込んではいけない、けれど少し覗いてみたい…
心を揺さぶられ、一歩足を踏み入れてしまえばもう戻ることが叶わない、
そんな危険で魅力的な香りがいたします。
愛玩動物でも、家畜でも、玩具でも、便器でも、痰壺でもなく、
奴隷。
では、何を以て奴隷と定めるのでしょう?
某辞書によると、奴隷とは
1 人間としての権利・自由を認められず、他人の私有財産として労働を強制され、 また、売買・譲渡の対象ともされた人
2 ある事に心を奪われ、他をかえりみない人
だ、そうです。
私有財産。
心を奪われ、他をかえりみない。
あぁ成る程と、思わず得心致しました。
私が思うに、主と奴隷との関係性はある種の両想いなのでしょう。
主に対して「女王様に仕えたい」、奴隷に対して「おまえを私の所有物にしたい」。
そうやってお互いを求める(語弊があるかもしれません)スタイルを、 所謂 主従関係と呼ぶのではないでしょうか。
さて。
つらつらと小難しい話をしてしまいましたが、
「奴隷への道は険しそうだ、自分には無理だ」などとは思わないで下さいね。
奴隷と一言で言っても、その実様々なのですから。
奴隷 と呼ばれることに興奮する。
跪いて命令を下されることに興奮する。
何もかもを委ねてぐちゃぐちゃになりたい。
女王様の役に立ちたい。
女王様を喜ばせたい。
M男くんにも様々な願望があって、もちろん女王様にも好みの奴隷像があります。
あ、そうそう。
M男くんから、理想の奴隷とは?と質問されましたので、この場でお答えしましょう。
私の理想の奴隷…それは、可愛い子です。
月並みの答えかしら。だけど、嘘は吐けません。
厳しい躾に堪える口元、快楽に押し流され潤む瞳、ピクピクと痙攣する脚。
我慢強く、健気でいじらしく、そしてとても淫ら。
可愛らしい姿を見ていると、「私のものにしたい」と思うんです。
私の、愛奴に。
今回の写真は、モデルさんの上半身を縛ってみました。
拘束とデコレーションを兼ねた縄。
まさに奴隷然としていて、とっても素敵でしょう?
興味がある方はどうぞ遠慮なく。
それではまた。
マーヤより、愛を込めて。
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